2003年1月23日
シンポジウムの案内です。
二日前の案内ですみません。
講演する霍見芳浩・ニューヨーク市立大学教授は私の慶應義塾大学の英字新聞学会「三田キャンパス」の大先輩です。

シンポジウム「司法の崩壊ー警察・検察・裁判の正義を問う!!」

 名古屋刑務所での暴行事件、神奈川県警での被疑者取調べ中の「誤射」。今の警察
・検察・裁判をどこまで信頼できますか? 「裁判は正義が実現されるところ」と単
純に思えるほど、今の司法界は間違いを犯さないわけではありません。
 たとえば、「桑田裁判」があります。山口組の最高幹部の一人・桑田兼吉さんが有
罪判決を受けました。傘下組織の組員の拳銃所持を指示したという、「共謀共同正
犯」の罪に問われたのです。
 しかし、事件を追い続けたジャーナリストは「えん罪だ」と断定。さらに「現在、
最高裁で争われているが、これが判例となったら、誰でも逮捕されかねない、極めて
重大な裁判」と指摘しています。にもかかわらず、ほとんど報道されていません。
 そこで、ニューヨーク市立大学の霍見芳浩教授を招いてシンポジウムを開催するこ
とにしました。教授に日本の司法の現状を改めて分析していただくほか、「桑田事
件」をはじめとしたえん罪事件をテーマに、弁護士、ジャーナリストのパネルディス
カッションを行います。
 また桑田さんの長男・健吉氏にも、「息子としての訴え」をしてもらいます。
 「やくざの事件は私には関係ない」「犯罪者だから何をしてもいい」と思うのは間
違いです。検察・司法・法務の人権無視・人権侵害には、市民全体で闘っていかなけ
ればなりません。
 司法は、正義が実現されるための、最後の砦なのですから。

日  時*1月25日(土曜日)
     開場*12:30 
     開演*13:00 終演*16:00

場  所*銀座ガスホール
    (中央区銀座7-9-15)

基調講演*霍見芳浩氏
(ニューヨーク市立大学教授)

報  告*桑田健吉氏(桑田組長の長男)
報  告*目森一喜氏(『司法の崩壊』著者)

パネルディスカッション*
霍見芳浩氏+下村忠利氏(弁護士)+斎藤三雄氏(内外タイムス記者、『司法の崩壊』
著者) 

資料代*500円

主 催*シンポジウム「司法の崩壊」実行委員会
事務局*現代人文社(電話03-5379-0307 E-mail kimu@genjin.jp)

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