同志社大学社会学会 公開講演会のお知らせ
霍見芳浩(つるみ・よしひろ)ニューヨーク市立大学教授の講演会が、下記のように7月3日、同志社大学今出川校地で開かれます。
霍見さんは、国際経営学の世界的権威で、米英が3月20日に開始したイラクへの武力攻撃と、軍事占領について語ります。米国の現政権は9・11事件のはるか前から、イラクなど米国の権益に反する政権の打倒を画策しており、イラクへの侵攻の真の理由は、石油と軍事基地の確保だったと見ています。つまりイラクに対して、「石油のある沖縄基地化」を狙ったというのが霍見さんの見解です。
霍見さんは、ハーバード大学大学院の教授時代、ビジネス・スクール(MBA)コースにいたブッシュ現大統領を教えていますが、ブッシュ氏は「幼稚な人間で、私の質問に一度も適切に答えられなかった」という記憶があるそうです。
霍見さんは浅野の大学の先輩(学部、サークルの英字新聞会)です。今回は日本訪問の機会を利用して、「同志社の学生たちに、米国の現実と今後を知ってもらいたい」といいうことで、京都まで足を伸ばしてくれることになりました。
別項のちらしもご覧ください。
一般の方も自由に参加できます。どうぞお出かけください。
記
講師:霍見芳浩氏(ニューヨーク市立大学教授)
演題:「イラク戦争と米国マスメディア」
日時:7月3日(木)午前10:45〜12:30
場所:至誠館4号教室(今出川キャンパス、京都市営地下鉄今出川駅下車すぐ)
主催:同志社大学社会学会連絡先電話 075−251−3441(社会学科事務室)
ファクス 251−3066参加費:無料
霍見芳浩(つるみ・よしひろ)氏略歴:
1935年熊本県生まれ。1960年慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院、助手を経て、米国ハーバード大学で経営学修士号(MBA)、さらに1968年、日本人として初めて経営学博士号(DBA)を取得。その後、ハーバード大学、コロンビア大学、カリフォルニア大学などの教授を経て、現職。太平洋経済研究所理事長。『脱日本のすすめ』『日本企業繁栄の条件』『日本再活論』『脱・大不況』『日本の再興』『アメリカのゆくえ、日本のゆくえ』など著書多数。
Copyright (c) 2002, Prof.Asano Ken'ichi's Seminar Last updated 2003.07.1