2004年10月9日

                        浅野健一

お知らせ

フリージャーナリスト(アジアプレスインターナショナル所属)綿井健陽(わたい・たけはる)氏の講演会が10月21日(木)、同志社大学社会学会(石田光男会長)の主催により、今出川校地で開催されます。

綿井さんは01年10月からは3カ月にわたり、米国9・11事件後のアフガニスタンを取材し、フジテレビ系列「ニュースJAPAN」、テレビ朝日系列「スーパーJチャンネル」などで現地から中継リポートを行いました。03年3月〜4月にかけては、空爆下のバグダッドから、テレビ朝日系列「ニュースステーション」、TBS系列「筑紫哲也 ニュース23」などで映像報告・中継リポートを行っていました。

日本のマスメディアの特派員がイラクから撤退していたなか、綿井さんはバグダッドに留まり、「フセイン像引き倒し」の象徴的な現場を目撃していました。今年4月のイラク日本人拘束事件の後、日本政府や保守派のメディアが「退避勧告」を出す中、イラクで取材・報道されました。

2003年4月9日の米軍によるバグダッド制圧を「悲しい勝利だ」とリポートした綿井さんは日本のマスメディアが伝えることができなかったイラク戦争の異なる真相を私たちに伝えてくれたのではないでしょうか。

 一般の方も参加も自由です。

             記

講師:綿井健陽氏(フリージャーナリスト/アジアプレスインターナショナル所属)

演題:「イラク戦争とメディア」

日時:10月21日(木)午前10:45〜12:30

場所:至誠館4号(S-4)教室(今出川キャンパス、京都市営地下鉄今出川駅下車すぐ)

主催:同志社大学社会学会

   連絡先電話 075−251−3441(社会学科事務室)

      ファクス      251−3066

綿井健陽氏略歴

1971年大阪府出身。日本大学芸術学部放送学科卒業後、97年からジャーナリスト活動を始め、98年から「アジアプレスインターナショナル」所属。

これまでに、スリランカ民族紛争、パプアニューギニア津波被害、スーダン飢餓、東ティモール・アチェ独立紛争、マルク諸島(インドネシア)宗教抗争などを取材。9.11後のアフガニスタンや米軍の空爆下のバグダッドで取材、リポートをする。
 映像作品を多数制作し‘イラク戦争報道〜空爆下のバグダッドから「戦後」まで’(アジアプレスインターナショナル)では第41回「ギャラクシー賞」(報道活動部門)優秀賞受賞。

共著に、「アジアの傷、アジアの癒し」(風媒社)。「イラク戦争―検証と展望」(岩波書店)など。 ホームページ 【綿井健陽 Web Journal】 http://www1.odn.ne.jp/watai/

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