浅野ゼミ11期生活動内容報告 | ||||
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「海外メディアから見た日本のメディア」をテーマにしたきっかけについて | ||||
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インタビュー・講演会の報告とゲストの紹介 | ||||
2004年度 6月9日 「自己責任論」を考えるシンポジウム ※大学院・学部の浅野ゼミで主催 ◎ダグラス・ラミスさん (元津田塾大学教授、現在は沖縄で反戦のための執筆・講演活動を続けている) ブライアン・オオクボ・コバートさん (インディペンデントジャーナリスト、15年にわたり、日本で英字新聞の記者・編集者やUPI通信東京支局の大阪特派員をしている) 森吉弘さん(司会) (NHK大阪放送局アナウンサー) 浅野健一教授 6月26日〜27日 四大学合同ゼミ合宿in同志社びわこリトリートセンター ※同志社大学(大学院)浅野健一ゼミ、京都精華大・野中章弘ゼミ、京都文京大・坂上香ゼミ、甲南大・北原恵ゼミ 野中章弘さん (ジャーナリスト、アジアプレス・インターナショナル代表、東京大学・目白大学・京都精華大学・早稲田大学非常勤講師、03・04年度朝日新聞紙面審議会委員、アジアを中心に第三世界の問題を取材し、新聞・雑誌・テレビなどで発表している。87年、報道規制の厳しいアジアのジャーナリストのネットワークであるアジアプレス・インターナショナルを設立した) 坂上香さん (映像ジャーナリスト、京都文教大学人間学部文化人類学科助教授、エイズ・死刑問題などを主題にドキュメンタリー制作や執筆活動をしている) 北原恵さん (甲南大学文学部社会学科教員、表象文化論・ジェンダー論・美術史が専門) ブライアン・オオクボ・コバートさん 浅野健一教授 6月30日、31日 今井紀明さん講演会 ※大学院・学部の浅野ゼミで主催 今井紀明さん (フリーライター、04年3月立命館慶祥高校を卒業後、取材のために向ったイラクで日本人拘束事件の被害者となる) 7月8日 文峯秀さん、ゼミでゲスト講義 文峯秀さん (京都朝鮮中高級学校教員、在日コリアンの三世) 8月25日 藤田孝夫さんインタビュー 藤田孝夫さん (京都市伏見区で農業を営んでいる。沖縄のサトウキビ農家を軽視する京都府知事の発言(’87)に怒りを覚え、90年に府知事を提訴、92年には京都市長と京都市政記者クラブを相手取って訴訟を起こしたが、いずれも棄却、または敗訴に終わった) 8月30日〜9月5日 韓国合宿 平井久志さん (共同通信社ソウル支局長) 金君子さん (ナヌムの家のハルモニ) 沈揆先さん (東亜日報経営戦略室、同・元東京特派員) 10月21日 綿井健陽さん講演会 綿井健陽さん (ジャーナリスト、アジアプレス・インターナショナル所属、9・11後のアフガニスタンや米軍空爆下のバグダッドで取材・リポート) 10月28日 中村真千子さんとの懇談会 中村真千子さん (毎日放送報道局ニュースセンター府政担当記者、浅野ゼミ4期生) 11月10日 田中伸尚さんインタビュー ※田中さん講演会(大学院を中心とした有志主催)開催時に、インタビュー 田中伸尚さん (ノンフィクションライター、元朝日新聞記者、天皇制問題・戦後責任問題・国家と個人の自由の問題などを主なフィールドにしている) 11月11日 ブライアン・オオクボ・コバートさん、ゼミでゲスト講義 11月16日 高田昌幸さん講演会・OBGを交えてのパネルディスカッション 高田昌幸さん (北海道新聞社編集局報道本部次長、北海道警の裏金問題を、長期にわたる粘り強い取材で暴いてきた) 竹内誠さん (高知新聞社社会部県警本部キャップ、03年7月から、高知県警捜査費問題に取り組んでいる) 他3名 12月2日 神林毅彦さん、ゼミでゲスト講義 神林毅彦さん (米紙記者、主にクリスチャンサイエンスモニター、ワシントンタイムズなどに記事を書く。明治大学文学部を卒業後、米国ミシシッピ大学大学院ジャーナリズム学部で学んだ。著書に『ミシシッピを知ると矛盾大国アメリカが見えてくる』解放出版社2002年) |
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ブックレット『イラク日本人拘束事件と「自己責任論」報道』 | ||||
共同研究のテーマを決めるきっかけともなった、2004年4月のイラク日本人拘束事件について、 研究した内容をブックレットの形に仕上げた。私たちのゼミは、拘束された今井紀明さんを招いての講演会や、日本で活動している外国人ジャーナリストを招いてのパネルディスカッションなどを開き、また、日本の新聞と海外の新聞の論調の違いを細かく調査し、海外の多くのメディアが日本のメディアの報道に対して疑問を感じていることがわかった。 日本のメディアは「自己責任」という言葉を多用し政府の発言を繰り返すにすぎなかった。自衛隊派遣に対する違憲性を訴えることもなく、罪無き市民を批判するというメディアの姿勢はメディア自らの責任を放棄していると言っても過言ではないだろう。 このブックレットを通して、日本のメディアの無責任な姿勢が見えると思う。政府の発言と日本メディアの報道、また海外のメディアの報道を比較することにより、日本のメディアの未成熟さを実感した。 GENJINブックレット47 書 名:イラク日本人拘束事件と「自己責任論」報道 編 著:同志社大学浅野健一ゼミ 判 型:A5・120頁 定 価:1000円 出 版:現代人文社 目次 1 はじめに…ゼミ生【2頁】 2 「僕が伝えたいこと」…今井紀明 【15頁】 3 シンポジウム・「自己責任」論を考える …ダグラス・ラミス氏(元津田塾大学教授)・ブライアン・オオクボ・コバート氏 (元UPI通信東京支局大阪特派員)・浅野健一(同志社大学教授)・ 森吉弘氏(NHK大阪放送局アナウンサー・司会)【20頁】 4 海外メディアの「自己責任」論を読む(各紙の翻訳と編集)…ゼミ生【40頁】 5 検証・香田証生さん殺害事件報道――イラクでの拘束事件で初の犠牲…浅野健一 【20頁】 購入ご希望の方は、浅野研究室までEメール等でご連絡下さい。 |
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