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「させる教育」論を批判する
君が代強制裁判鑑定人としてさせる教育・する教育
教育基本法を考える |
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掲載日:2006年11月5日
浅野健一 |
浅野ゼミから野田正彰さん講演会のお知らせです
11月9日(木)午後6時半から、同志社大学今出川校地新町学舎・臨光館302番教室(R302)で、精神科医で関西学院大学教授の野田正彰さんの講演会が下記のように開かれます。
テーマは《「させる教育」論を批判する 君が代強制裁判鑑定人として》。野田正彰氏講演会推進委員会が主催、同志社大学学生支援課の共催です。
チラシを参照ください。大学のHPにも案内が出ると思います。(チラシはこちら)
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■講演会の概要
□演目:「させる教育」論を批判する 君が代強制裁判鑑定人としてさせる教育・する教育
教育基本法を考える
□講演者:野田正彰さん
□日時:11月9日18時半から20時半まで
□場所:今出川校地新町学舎・臨光館302番教室(302)
http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html
□入場無料 どなたでもお越しいただけます」
□「主催:野田正彰氏講演会推進委員会
□共催:同志社大学学生支援課 075−251−3270
また、11月9日(木)午後4:45〜6時10分、野田先生が浅野ゼミ(4回生)に来てくれます。講演会の前です。JR事故など「事件事故の被害者とメディ」、「精神医療と犯罪」を中心にお話していただきます。教室は講演会場隣の新町学舎・尋真館45aです。参加希望の学生は浅野まで連絡ください。
事前申し込みは不要です。直接教室へ来てください。
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■講演会内容の案内
教育基本法の改定を推進している政府と自民党・公明党の幹部たちは少年犯罪など社会の多くの問題を教育現場のせいにして、「だから教育基本法の改正を」と言っています。
しかし、戦後61年間「教育」現場を監督・管理してきたのは自民党政府であり、それは権力の側に非があると考えられます。子どもたちが苦しんでいるとすれば、政府が教育基本法を守ってこなかったことに問題があるのではないでしょうか。
『子どもが見ている背中』(岩波書店)を出版したばかりの専門家に、教育基本法改定案の危険性を話してもらいます。
同法改悪の最大の問題は、これまで子どもたち一人ひとりの「人格の完成」をめざす教育から「国策に従う人間」をつくる教育へと、根本を180度転換させていることにあると考えられます。格差の痛みを子どもにまで広げ、戦争をいつでもできる国民をつくる教育を狙っているのではないでしょうか。
東京地裁が9月21日、東京都教委による国旗国歌の強制は違憲と判断しましたが、判決は強制された教師たちが精神的抑圧を受けたことを示した野田正彰氏の「精神医学的意見書」を証拠として採用しました。野田氏は七年前から、思想・信条を踏みにじる強制が教師の精神をいかに破壊しているかを指摘しています。
11月9日の野田先生の講演会にぜひ参加ください。
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■野田正彰氏略歴
高知県出身の精神科医、ノンフィクション作家。
専攻は比較文化医学、文化人類学。関西学院大学教授。
主著に『狂気の起源を求めて』(中公新書)、『戦争と罪責』(岩波書店)、『犯罪と精神医療』(岩波現代文庫)、『子どもが見ている背中』(岩波書店)
浅野との共著、野田正彰・浅野健一『対論・日本のマスメディアと私たち』(晃洋書房、05年9月)もある。晃洋書房 http://www.koyoshobo.co.jp
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■チラシを拡大する
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