日時:2010年5月13日(木)午後1時15分~4時30分
場所:同志社大学今出川校地・新町キャンパス
尋真館30番教室(Z30)、―事前連絡不要・無料―
交通案内:京都市営地下鉄「今出川」駅西へ徒歩3分
今出川校地へのアクセス:http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_access.htmll
会場の地図:http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html
第1部 特別講演(午後1時15分~2時45分)
「“犯人”から“冤罪被害者”へ」
講演 菅家利和さん
西巻糸子さん(支援会会長)
第2部 討論(3時~4時30分)
「冤罪のない社会の実現にむけて何をすべきか」
パネリスト:菅家利和さん
西巻糸子さん
山田悦子さん(冤罪・甲山事件)
杉山卓男さん(布川事件被告人)
桜井昌司さん(布川事件被告人)
<シンポジウムについて>
1990年5月、栃木県足利市で女児が行方不明になり、近くの渡良瀬川河川敷で遺体となって見つかった足利事件で、県警は91年12月、幼稚園の元バス運転手の菅家利和さんを、DNA型鑑定を証拠に逮捕。新たなDNA鑑定で無実と判明し、2009年6月千葉刑務所から17年半ぶりに釈放された。宇都宮地裁の再審裁判で10年3月26日、無罪判決が言い渡され、無罪が確定。見込み捜査、自白強要、証拠捏造、無実証拠隠しなど「冤罪作り捜査」の問題と共に、メディアが冤罪に加担し、裁判所が予断に基づいて誤った判決を出した点も忘れてはならない。支援者の西巻さんと、布川事件・甲山事件の冤罪被害者3人もお招きし、冤罪を根絶するために学生、市民は何をなすべきかを考える。
<布川事件>
1967年、茨城県利根町布川で起きた「布川事件」で、無実を訴えながら無期懲役判決を受けて受刑させられた桜井昌司さん、杉山卓男さんが起こした再審請求について、最高裁は昨年12月、再審開始を決定。水戸地裁土浦支部で再審開始予定。
<甲山事件>
1974年、兵庫県西宮市内の知的障害児施設「甲山学園」で園児2人が浄化槽内で死亡した事故で保母、山田悦子さんが殺人容疑で逮捕された。裁判は25年後の99年9月に大阪高裁が3度目の無罪判決を言い渡し、山田さんの無罪が確定した。
主催:同志社大学社会学部メディア学科・浅野健一研究室
連絡先:075-251-3457、ファクス 251-3066(学部共用)
電子メール asanokenichi@nifty.com 担当:松野穂波(浅野ゼミ3回生)