米国現地取材報告
アトランタ五輪「爆弾犯」にされたジュエル氏に聞く
7月27日未明に起きた、アトランタ爆弾事件オリンピック会場で起こったこの大惨事は一人の人間の人生をも脅かした。Mr. Richard Jewell その人である。メディアは警備員である彼を「爆弾犯」に仕立て上げ、人権を無視した報道で彼の生活、精神を蝕んでいった。
3月末から4月初めにかけてアトランタ現地に入り、ジュエルさんにインタビューした。その次にニューヨークでメディア関係者に会い、調査した。
ジュエル氏とブライアント弁護士
今回、3回生浅野ゼミの石坂安祐美、尾形有実子が浅野教授と共に行ったMr. Jewell 独占インタビューによって、80日間に及んだ犯罪報道の実態が明らかされた。
ここでは、約一週間の滞在日記を発表する。なお、Mr. Jewellの英語インタビューは現在作成中である。浅野教授が執筆した日本語による内容は「潮」6月号に掲載しているが、より詳しい内容をここで見ていただきたい。また、3回生ゼミ全体のテーマも「日米ジャーナリズム比較」に決定し、ジュエルさんのケースも松本サリン事件の河野義行さんのケースと比べてさらに深く研究していく予定である。
ゼミ3回生 尾形有実子
滞在日記 ゼミ生二人の米国メディア視察旅行
「アトランタでジュエルさんに出会って」石坂安祐美・尾形有実子
「ニューヨーク観光・テレビ局特派員の方と会う」石坂安祐美・尾形有実子
独占インタビュー
「アトランタ・オリンピック公園爆弾事件報道被害者 リチャード・ジュエルさんに聞く」 浅野健一
Mr.Richard Jewell and Mr.Watson Bryant interview (インタビュー英語原文)(97/10/14追加)
追加情報
Copyright (c) 1997, Prof.Asano Ken'ichi's Seminar Last updated 1997.06.15